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―この四年間、専攻ではどのような課題に取り組んできましたか?

 

 

金属工芸の基本的な技法を学んだ後、私は七宝焼きという技法で制作をしてきました。

 

 

 

―専攻での課題からはどのようなものを得ましたか?

 

 

たくさん作品を作ったり、大物を作ろうとすると、計画的に制作を進めたり、作品の数をこなすごとに技術力を高めていかなければならないなど、この四年間で作品に対する考えや姿勢が大きく変わりました。

―卒業制作のテーマ・コンセプトについて教えてください。

 

 

一般的な七宝からはずれた、新しい七宝の表現を今まで模索してきました。卒業制作では、オリジナルの表現に加え、細密表現に挑戦しました。

 

 

 

―どのような技法で制作しているのですか?

 

 

金属板に薄いリボン状の銀線で模様を施し、釉薬をのせ、約800度の窯で焼成を繰り返す、有線七宝技法で制作しています。

 

 

 

―制作にあたっての苦労について教えてください。

 

 

初めての大物作品だったので、予想していなかったことに手こずることが多かったです。あと、細かな模様がたくさんあるデザインだったので、時間と体力との戦いでもありました。

―差し支えなければ、卒業後について教えてください

 

 

大学院へ進学し、制作を続けるつもりです。

 

 

 

―卒業・修了作品展へご来場される方へ、メッセージをお願い致します。

 

 

大学での制作の集大成です。時間をかけて制作した作品を展示会場で見ていただけると嬉しいです。

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