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―この四年間、専攻ではどのような課題に取り組んできましたか?
1、2年次は日本画の画材に慣れることを主な目的とし植物・動物・風景・人物などの課題制作、3年次は表現方法を模索するため、より多くの画材を用い自由制作などに取り組みました。
―専攻での課題からはどのようなものを得ましたか?
一番身についたのは協調性かもしれません。制作過程で友達と協力することが多かったです。
―卒業制作のテーマ・コンセプトについて教えてください。
自分の好きなものを描きたいと思ったので馬を選びました。とくに葦毛が好きで月のような色だと思っているので、見た人にも月をイメージしてもらえるような絵を目指して制作しました。
―制作のおおまかな流れを教えてください。
①パネルを作る。②和紙に裏打ちをして頑丈にする。③大下図を描く。④パネルに和紙を水張りする。⑤大下図を和紙にトレースする。⑥膠、水干、岩絵具などで和紙に着色。パネル作りは7月末から始めました。
―制作にあたっての苦労について教えてください。
大下図を描くまでが大変でした。良いものを描かなくてはと思っていたらまったくイメージが浮かばなくなってしまったので、評価は気にせず自分の好きなものを好きなように描けば良いやと開き直って制作しました。

―差し支えなければ、卒業後について教えてください
広島県内で就職が決まったので、働きながら自分のペースで小作品を作っていきたいと考えています。
―卒業・修了作品展へご来場される方へ、メッセージをお願い致します。
日本画専攻は広島市立現代美術館、広島市立大学の両方で作品展示を行っています。ぜひご来場ください。
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